ジョン・ウェイン、ジェームズ・スチュアート主演、アメリカの西部劇である。
西部の小さな街シンボーンに、上院議員ランス ( ジェームズ・スチュアート ) と、その妻ハリーがやってきた。
かつての友人トム ( ジョン・ウェイン ) の葬儀に出席するためだ。
報道記者の質問に対して、ランスがトムとの思い出を話す。
当時ランスは、若き弁護士で、希望に燃えて西部に向かっていた。
しかし、途中でリバティ・バランスに襲われ、金品を奪われた上に重傷を負わされた。
倒れていた彼を見つけ、シンボーンまで運んできたのが、トムだった。
ランスは、ハリーの看病もあり、やがて回復する。
トムはランスに、「正義の為に銃が必要だ」みたいなことを言うが、ランスは法の力で正義を押し通すつもりだった。
ランスは街の人達に文字を教え、人々の尊敬を得るようになった。
暫くして、準州会議へ代表者二名を送り出すことになった。
州に昇格すれば街は潤うので、その話ができる人材が必要だ。
しかし、準州から州に昇格すれば富の独占ができなくなる北部の牧場主達が、リバティ・バランスを雇っていた。
ランスは、密かに銃の練習をする。
トムは、ハリーと結婚するつもりで、郊外に家を建設中だった。
そこにハリーが来て、ランスに銃を教えてやって欲しいという。
トムは、やがてハリーはランスの元に行ってしまうと覚る。
代表を選ぶ会議の最中、リバティ・バランスが乱入し、脅しをかけた。
ランスが、命を狙われる。
そして、ランスとリバティ・バランスの決闘。
この映画は、決闘シーンがラストではない。
リバティ・バランスを射殺したということで、ランスは一躍、英雄となる。
ところが決闘には、ランス本人も知らない秘密があった。
トムは、日本のサムライのような男として描かれている。
アメリカ人には、受けたのだろうか。
日本人から見れば、トムは、とても格好いい男だ。