第二次世界大戦中の1943年、フィラデルフィアの軍港において、駆逐艦エルドリッジの実験を元にしている。
実際に行われた、テスラ・コイルを使ってのテレポーテーションの実験である。
現実に、駆逐艦エルドリッジは数百キロ移動し、戻ってきた。
そのとき、乗組員は発狂し、中には艦と融合してしまった兵士もいて、とても悲惨な状態だったという。
映画では、主人公が41年後にタイムスリップする。
その年、前回の失敗を挽回すべく、博士が砂漠で廃墟になった都市を使って、同じ実験をしようとしていた。
規模が大きすぎ、地球が消滅する危機に陥ってしまう。
この映画のタイムパラドックスを考えると、また、ややこしくて、訳が分からなくなってしまう。
時間移動を扱う映画は、色々考えないで、流れに身を任せた方が楽しめる。
分かっているのだが、理屈を考え、辻褄の合わないところを見付けてしまうのだ。