日本の映画である。
1945年。
広島に原爆が落とされた。
海軍は、次の原爆がテニアン島に運ばれたことの情報を得た。
浅倉大佐は、絹見真一少佐を、潜水艦「伊507」の艦長に任命。
副艦長は絹見の腹心、木崎大尉が選ばれ、更なる原爆投下阻止のために出港した。
伊507には、ナチスドイツが開発した新型ソナー「ローレライ・システム」が搭載されていた。
ローレライに詳しい科学者、高須成美が乗り込んでいる。
ただ、乗組員は寄せ集めであり、定員も満たしていない。
さらに、特攻兵器「回天」の搭乗員も含まれていた。
特攻兵である折笠上等兵は、伊507に搭載されている「N式潜航艇」の操舵手に任命されていた。
出港後しばらくして、折原はN式潜航艇に無断で入った。
するそこに、美しい女性がいた。
その時、伊507は敵艦隊と遭遇、戦闘準備に入った。
絹見艦長は、ローレライの使用を決定した。
ローレライは、N式潜航艇に搭載されている。
すでに操縦席にいた折笠は、少女がいることを言おうとしたが、高須に制止された。
N式潜航艇が発進し、乗っていた女性は管のついた黒いスーツを纏った。
ローレライが起動すると、少女が苦しみ出した。
伊507のモニターに、敵の位置が正確に映し出された。
敵は、駆逐艦3隻。
伊507は、ローレライのおかげで、敵の魚雷を容易く躱すことができた。
そして、砲撃。
敵艦に命中すると、少女が気絶した。
その途端にローレライが停止してしまった。
伊507は、辛くも離脱。
戦闘の後、高須がローレライの秘密を明かした。
脚本がよく練られていて、引き込まれる。
役者のセリフが丁寧で、聞き取りやすい。