1945年3月、米巡洋艦インディアナポリスは、沖縄近海で神風特別攻撃隊の攻撃を受けた。
戦闘後、修理のために帰還する。
次に与えられた任務は、原爆の輸送だった。
極秘任務のため、艦隊ではなくインディアナポリス一隻だけで航行しなければならなかった。
艦長チャールズ・B・マクベイ3世は、何も言わずに引き受ける。
インディアナポリスには、対潜水艦用の設備はなかった。
インディアナポリスは、日本軍に見付かることなく、無事テニアン島へ原爆を送り届けた。
次の任務のため、フィリピン・レイテ島へ。
極秘でテニアン島に来たため、レイテ島へも護衛の駆逐艦を付けてもらえず、単独航行となった。
夜、日本軍の潜水艦に見付かり、魚雷攻撃を受ける。
そして、撃沈された。
艦長を始め、生き残った乗組員は海に飛び込み、筏に掴まって漂流する。
当たりには、鮫がうようよいて、犠牲になる者が続出した。
この作品は、実話に基づいている。
自らの保身のために、部下に責任を転嫁する上層部と、命令に従うしかない軍人。
ドキュメンタリータッチで、重い内容なのだが、CGがショボイ。
また、セットにも「安く仕上げた」 感があって、興ざめた。
昔のハリウッド映画では、何人であろうと、全員英語を喋っていたが、近頃は、その国の言葉を話すようになった。
この映画で、日本人同士は日本語を話している。
ハリウッドも、進歩したねぇ~。