ジェフリー・ラッシュ主演、イタリアの映画である。
美術鑑定士のヴァージル・オールドマン。
白髪を染めて、スーツを着込み、高級レストランで、一人食事を取る。
食器には、彼の名前が刻まれている。
食後、「誕生日おめでとうございます」と、バースデーケーキのサービスを受けた。
蝋燭が燃え尽きるのを待った彼は、「誕生日は明日だ。好意だけもらっておく。」と言い残し、帰宅した。
若い女性の声で、鑑定の依頼電話があった。
彼女の名前はクレア・イベットソン、父がヴァージルに鑑定を頼めと遺言していたという。
重要な点をはぐらかす彼女に腹を立てた彼は、依頼を断った。
ヴァージルは、友人のビリー・ホイッスラーと組んで、オークションで欲しいものを落札させていた。
主に、女性の肖像画だ。
格安で手に入れた「本物」の絵画を、彼は、クローゼットの裏にある隠し部屋に飾っていた。
クレアから繰り返し電話があり、彼は鑑定を引き受けた。
彼女の屋敷に行くと、門が閉まっていたので、彼は腹を立てて帰った。
彼女から交通事故に遭ったからと、謝罪の電話があった。
翌日、屋敷を訪れると彼女は不在で、召使いが対応した。
渋々、中に入った彼は、不思議な歯車を拾った。
この作品は、シナリオが素晴らしく、始まってすぐに引き込まれる。
後味が悪く、思い返すほどに不快なのだが、秀作だ。