市川美織主演、日本の映画である。
石川県小松市。
旅館「えみや」の女将は23歳、美人で仕事もよくでき、従業員からも慕われている。
ただ、彼女は「ボケたがり」だった。
お客様に対して、おもてなしの一環でボケるのだ。
顔芸やスケッチブックを使ったボケは、客には不興であり、腹を立てて帰ってしまう者も多かった。
SNSでの評判も下がる一方で、支配人は彼女にボケ禁止を申し渡した。
それで挫ける彼女ではない。
一人の男性が、予約なしで訪れた。
客間に通された男性を、女将は早速、ボケでもてなした。
客は大野という芸人で、素人の押し付けがましいボケに腹を立てた。
そして、彼女が手にしていたスケッチブックを取り上げ、投げつけた。
それが、飾ってあったお皿に当たって、割れてしまった。
騒ぎを聞きつけ、中居が入ってきた。
それで、男が暴力事件を起こして失踪中の芸人だとバレて、大騒ぎに。
落ち着いたところで、大野は身の上話を始めた。
彼は、自殺する気で温泉に来たのだった。
女将の祖父は、割れたお皿の弁償として、200万円を要求した。
大野は、しばらく旅館で働くことになった。
この作品は、脚本が捻りがなく、退屈だ。