ニューヨーク。
ブレイディ出版社に勤める中年男性リチャード・シャーマンは、避暑に出かける妻ヘレンと息子リッキーを空港で見送った。
一人残るリチャードに対してヘレンは、禁酒、禁煙、腹八分目を誓わせた。
ムシャクシャしながらアパートに戻った彼は、仕事に専念しようとした。
すると、上の階にブロンドの美女がいることに気づいた。
彼女は、部屋主が避暑に出かけている間だけ、滞在する予定だった。
艶かしい姿に魅了されそうになった彼は、平静を保つために、精神科医ブルベイカー博士の原稿に集中した。
彼には妄想癖があった。
彼は、モテモテの自分が、秘書のミス・モリスや入院した時の看護婦、妻の友人エレインなどに誘惑される妄想をした。
その時、電話のベルが鳴った。
ヘレンからだった。
彼女は、彼の友人で作家のトム・マッケンジーに会ったと話した。
リチャードは、ヘレンとトムの浮気を心配した。
その時、リチャードがいたバルコニーに、上の階から植木鉢が落ちてきた。
落としたのは、ブロンドの美女だった。
これをいい機会として、彼は彼女を部屋に呼び寄せた。
この作品は、地下鉄の風でスカートが捲れ上がるシーンが有名だ。
それしか頭に残らないくらい、中身の薄い作品である。