本宮泰風主演、日本の映画である。
丸神会・三田会長と話をつけた侠和会・氷室は、関東の地盤固めに入った。
まず、山崎組相談役の川上章介を、侠和会会長・川谷の直参に昇格させ、横浜藤代組の霊代とした。
固めの盃は、横浜で行う。
本部長の田村は、藤代組から離れて丸神会に入った中森組組長を訪ね、継承盃のチラシを、直接手渡した。
出席したくない中森は丸神会に泣きついたが、渡世の義理を欠くなと、突っぱねられた。
氷室は、三田会長と茨城のシマについても話をつけてあった。
侠和会と関係の深い糸中建設と提携関係にある広川観光が再開発を進めているビルが、丸神系の関連企業の手に渡っていた。
調べてみると、いくつもの「善意の」仲介を経ていることがわかった。
氷室は、茨城に飛んだ。
今回は、抗争ではなく謀の応酬である。
それはそれで、楽しめる。