スーザン・ヘイワード主演、アメリカの映画である。
バーバラ・グレアムは、勝ち気で活発な美女である。
彼女はこれまで、売春などの罪を重ねてきた。
あるとき、彼女は強盗を働いた友人のアリバイづくりのために偽証して、逮捕された。
5年の保護観察期間が設けられ、その間、サンフランシスコを出てはならないと命じられた。
しかし、バーバラは街を出た。
そして、エメット・バーキンス、ジャック・サントと共に強盗を働いた。
バーバラは、バーテンダーのヘンリー・グレアムに恋をして、結婚した。
二人の間に男の子が生まれ、ボビーと名付けられた。
3月9日、バーバンクで老婦人が殺害された。
その日、ヘンリーとバーバラは喧嘩して、ヘンリーが家を飛び出した。
借金の取り立てから逃れるために、バーバラはボビーをヘンリーの母に預け、家を出た。
そして、エメットとジャックの元に身を寄せた。
この二人は、警察に追われていた。
警察がアパートに踏み込んだとき、一緒にいたバーバラも逮捕された。
バーバラは警察で、3月9日にエメットらと共にモナハン夫人を殺害した容疑がかかっていると、知らされた。
彼女は、モナハン夫人など知らない。
しかし警察は、初めからバーバラを犯人と決めてかかって、取り調べをした。
3月9日は、ヘンリーが家を飛び出して一人でいたため、バーバラにはアリバイを証明する人がいなかった。
この作品は、実際にあった冤罪事件に基づいている。
今の日本でも、冤罪は多いだろう。