captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

Bone to Cry ( Fanfare )

フランスの映画である。

 

感情をあらわにすることが禁止されている世界。

 

20歳のジュールは、3回、感情をあらわにしたために捕まった。

 

担当官は、彼に与えるべき罰をクジで二つ選んだ。

 

次に感情を出した時に、ブラスバンドかパントマイムが現れるというものだ。

 

どちらか一つ選べと言われ、ジュールはブラスバンドを選んだ。

 

ジュールが罰を受けたことは、知り合いの悪ガキどもにとって、格好のいたずらの種になった。

 

悪ガキは、バイト中のジュールにちょっかいを出した。

 

ジュールは、必死に感情を抑える。

 

突然、悪ガキは蛇のおもちゃを放り投げた。

 

ジュールはびっくりした。

 

その途端、ブラスバンドが現れて、派手に演奏を始めた。

 

悪ガキの嫌がらせは、その後も続いた。

 

ある日、ジュールはアイスクリーム屋でバイトしている女の子に恋をした。

 

そこにも、ブラスバンドが現れ、演奏を始めた。

 

 

この作品は、とてもシュールだ。

 

ブラスバンドの演奏は短いが、同じ曲が何度も繰り返されるので、耳に残る。

 

それにしても、悪戯で大笑いしている悪ガキどもには、罰は無いのだろうか。