アメリカの映画である。
小さく貧しい村アナテフカ。
ユダヤ人のテヴィエは、亭主関白を気取っているが、実の所、妻ゴーデルの尻に敷かれている。
彼は、牛乳屋を営んでいる。
ゴーデルは、5人の娘を育て上げた肝っ玉かあさんだ。
安息日の準備に忙しいある日、イェンティエ婆さんが、長女ツァイテルに縁談を持ってきた。
肉屋のラザールの後妻にという話だ。
テヴィエはラザールとは険悪な仲だったが、ゴーデルは喜んだ。
当のツァイテルは、話をはぐらかした。
彼女は、幼馴染の恋人モーテルが好きなのだ。
テヴィエは、仕事の帰りにキエフから来た青年バーチックと知り合い、意気投合した。
テヴィエはバーチックを自宅に招き、共に安息日の祈りを捧げた。
次の日、テヴィエはツァイテルとラザールの結婚を許した。
しかし、みんなに祝ってもらいながらも、ツァイテルはモーテルが諦められない。
彼女は父に打ち明けた。
ゴーデルが猛反対したものの、二人の結婚は許された。
そして、結婚式の当日。
突如、警官隊が乱入してきた。
この作品は、バイオリン弾きが主人公ではない。
物語は、だんだん重くなっていく。