スペインの映画である。
青年ラウルは、スーパーで買い物をしていた。
彼は買い物をしながら、携帯電話で兄弟喧嘩の仲裁をしていた。
ところが、相手が言うことを聞かないので、彼は怒りを爆発させて電話を切った。
一人のおばさんが、その様子を見ていた。
レジに買った物を置いたおばさんは、ラウルに話しかけてきた。
「あなたを見て、息子だと思った。」
彼女は、3週間前に事故で息子を亡くしたという。
息子は毎日、彼女にハグをして出かけていたそうだ。
だが、その日は喧嘩して、息子はハグをせずに行ってしまったのだと。
この作品は、10分間のショートムービーである。
ハグの後の展開が、観る者に様々な感情を起こさせる。
秀作だ。