ダスティン・ホフマン、ヴァネッサ・レッドグレイブ主演、アメリカ、イギリス合作の映画である。
有名な推理小説家アガサ・クリスティは、夫アーチーにプレゼントを手渡した。
アーチーは、それに目もくれず、彼女が遅れてきたことをなじった。
その日、アガサの新作「アクロイド殺し」の出版記念パーティーが開かれた。
内気なアガサは、スピーチで一言しか話せなかった。
会場には、有名コラムニストのウォーリー・スタントンや、新聞記者のジョン・フォスターらも来ていた。
翌日、朝食の時にアーチーは別れ話を切り出した。
彼は秘書のナンシー・ニールと恋仲であり、アガサと別れてナンシーと結婚するのだという。
アガサは以前から二人の関係に気付いていたが、夫の言葉はショックで、彼に別れたくないと縋りついた。
アーチーは、彼女の手を振り払って出て行った。
その夜アガサは、ナンシーがハロゲイトに療養に行くことを知り、アーチーに書き置きを残して車で出かけた。
運転中、アガサは対向車のライトに目が眩み、木に衝突した。
翌朝、無人の車が発見された。
アガサ・クリスティが失踪したとして、マスコミが騒ぎ始めた。
この作品は、実際に起きた事件に基づいている。
雰囲気がいい。