ジャン = ポール・ベルモンド主演、イタリア、フランス合作の映画である。
山師のロベルト・ラ・ロッカは、無実の殺人罪で逮捕された友人グザビエ・アデを救うため、マルセイユにやってきた。
グザビエは、ヤクザの出入りの時に、ボスのビラノバに陥れられたのだった。
ロッカは、ビラノバの情婦モードに取り入って彼を誘き寄せ、射殺した。
そして彼は、ビラノバの店や縄張りを手に入れた。
モードに任せた店に、アメリカ人グループが恐喝にきて、撃ち合いになった。
その時にロッカは腹を撃たれ、逮捕された。
ロッカは、グザビエと同じ刑務所に収監された。
グザビエは、独房にいた。
ロッカは、わざと規則を犯して独房に入れられ、グザビエと再会した。
グザビエは、看守にいじめられていた。
ロッカは、手に入れたナイフで看守を脅し、二人して雑居房に移させた。
グザビエの妹ジュヌヴィエーヴが、時折面会に来ていた。
彼女は、とても美しい女性だった。
ロッカとジュヌヴィエーヴは、互いに惹かれあった。
ロッカたち囚人は、刑期を短縮する約束で、地雷撤去作業に就いた。
この作品は、静かに物語が進んでいく。
モノクロである。