イタリアのホラー映画である。
スイス・チューリッヒ。
郊外の山間部で、デンマークから旅行に来ていた少女ベラ・グラントは、バスに乗り遅れた。
家を見つけた彼女は、助けを求めて訪れ、首を切られて殺された。
数ヶ月後。
腐乱した首が見つかり、操作に当たっているルドルフ・ガイガー警部は、昆虫学者のジョン・マクレガー教授に助言を求めた。
マクレガー教授は、蛆虫の状態から死亡時期を推定し、ベラ・グラントの首だと判明した。
この辺りでは、少女ばかり狙われる連続殺人事件が起きていた。
全寮制の女子校に、アメリカからジェニファー・コルビノが転校してきた。
女性教師のフラウ・ブルックナーが、彼女を案内した。
ジェニファーは、フランス人のソフィと同室になった。
夜、二人が眠りについた時、一人の少女が襲われた。
ジェニファーが起き上がり、ふらふらと彷徨っているうちに古い校舎に迷い込み、そこで少女が殺されるのを目撃した。
ジェニファーは、森の中に逃げ込んだ。
そこでチンパンジーに出会い、マクレガー教授の家に連れて行かれた。
チンパンジーは、車椅子生活の教授の身の回りの世話をしていて、インガと言う名である。
ジェニファーは、教授が飼育している昆虫を見つけ、嬉しくなった。
彼女は、虫と話ができるのだ。
学校に戻ると、彼女は校長から異常者扱いされ、脳波の検査を受けさせられた。
その夜、ソフィが恋人に会いに行くため寮を抜け出し、惨殺された。
殺害シーンの残酷さ、強烈さ、犯人の凄まじさは、まさにホラーだ。