子供の頃、クリストファー・ロビンは、「100エーカーの森」で、ぬいぐるみたちと遊んだ。
熊のプーの他に、ティガー、イーヨー、ピグレット、オウル、ラビット、カンガ、ルーたちと、楽しい時間を過ごした。
しかし、いつまでも続かない。
クリストファーが、私立の寄宿学校に通うことになったのだ。
お別れの日、「絶対に忘れない」と約束して、クリストファーは森を去った。
彼は、勉強が忙しくなり、また、父親が他界したりして、森のことはすっかり忘れてしまった。
その後彼は、イヴリンという女性と出会い、結婚した。
戦争が始まり、彼は、妊娠中の妻を残して戦地に行った。
イヴリンは女の子を出産し、マデリーンと名付けた。
戦争から戻ったクリストファーは、幸せな家庭を築くと決心した。
そして彼は、仕事人間になった。
現在、ロンドンの旅行カバンの会社ウィンズロウで、彼は部長だ。
このところ業績が悪く、二代目社長のジャイルズから、彼は従業員のリストラを命じられた。
部下の首を切りたくない彼は、週末を使って経費削減案を練らなければならなくなった。
娘のマデリーンを寄宿学校に入れるので、この週末は、彼の故郷で一緒に過ごす予定だった。
故郷へは、妻と娘だけで出かけた。
その頃、100エーカーの森で異変が起きた。
ある朝、プーが目覚めると、誰もいなくなっていた。
プーは、クリストファーなら解決できると思い、森とクリストファーの世界を結ぶ扉をくぐった。
彼は、クリストファーの家のそばにある公園に出た。
そこで、二人は再会した。
この作品は、実写である。
プーをはじめ動物たちが縫いぐるみなのが、とてもいい。