ドイツ、フランス、ベルギー合作の映画である。
フラーケ村の族長ハルバルは、頭は単純だが逞しいバイキングだ。
愛する妻イルバには、頭が上がらない。
祭のための魚を獲りに出かけた航海で、ライバルであるスベンの船と出くわして、戦いになった。
そのせいで魚を捨ててしまったが、彼は「魔法の剣」を手に入れた。
だが、ハルバルたちには、その価値がわからない。
村に戻った彼らは、魚を獲ってこなかったので、女達から大いに顰蹙を買った。
祭りでは弓の射撃大会があり、優勝者はバイキングになれる。
ハルバルの息子ビッケは、新型の弓をこしらえた。
ビッケの番になった時、新入りのレイフという男が、遠くから的の真ん中を射抜いた。
喜んだハルバルは、ビッケに諦めさせて、レイフを採用した。
ビッケは、魔法の剣に書かれている文字を読み解いた。
そして、その通りに使ってみると、あらゆるものが黄金に変わった。
みんな、大喜びだ。
大騒ぎの最中、イルマが黄金に変えられてしまった。
レイフがその魔法を解く鍵のありかを知っていて、航海に出ることになった。
いつも置いてけぼりのビッケは、友達のイルビと二人、樽に隠れて乗り込んだ。
CGアニメの作品である。
昔観ていたビッケと顔が違うので、当時の思い出がある人には、馴染まないかもしれない。
ビッケの吹き替えは、伊藤沙莉だ。
彼女は、アニメ「映像研には手を出すな」でも、上手くこなしていた。