日本のアニメーション映画である。
18歳のソフィー・カッターは、父親が遺した帽子屋で、お針子をしている。
彼女は長女である責任感から、帽子屋を継ぐつもりだ。
ハウルという魔法使いがやってきて、美しい女性の血を求めている、という噂も気にしない。
自分は、美しくないと思っているからだ。
ある日、ソフィーが外出すると、兵隊に絡まれた。
そこに青年が来て、助けてくれた。
ところが、変な妖怪みたいなものが沢山、追いかけてきた。
彼は、荒地の魔女に追われていたのだ。
その時、青年の魔法で二人は空に舞い上がり、空を散歩した。
青年は、彼女を妹が働く店まで連れて行ってくれた。
その青年が魔法使いハウルだったのだが、ソフィーはそのことを知らず、仄かな恋心を抱いた。
ソフィー店を閉めると、荒地の魔女が訪ねてきた。
そしてソフィーに魔法をかけて、90歳の老婆に変えてしまった。
鏡を見たソフィーは、それを受け入れて、家を出た。
街の外に出て荒れた道を歩いていると、意思を持っていて自由に動く案山子に出会った。
頭がカブでできているので、彼女はその案山子を「カブ」と名付けた。
カブは、動く城を呼んできた。
仕方なくソフィーは、動いている城に飛び乗った。
中には、火の悪魔カルシファーがいた。
宮崎駿の作品である。
ここに書くために観直したが、殆ど印象に残っていなかった。
インパクトの無い作品と言える。
宮崎駿氏は、声優を使わないことに拘りがあるようだが、素人による吹き替えは、私には学芸会のように感じて、興醒めだ。