日本のアニメーション映画である。
ニューヨークのオークション会場。
ルパンから予告状が届いた銭形警部が、会場にやってきた。
マルケスの指輪という、安物の指輪が出品された。
1万ドルからスタートしたのだが、男がいきなり30万ドルの値をつけた。
さらに競り合いが続き、最初の男が100万ドルを提示した。
その直後、電話で参加していた者が100万1ドルを提示したところで、司会者が打ち切った。
時間が押していたからだ。
負けた男が、仮面を剥ぐとルパン三世だった。
ルパンは煙幕を張って指輪を盗み出し、銭形を振り切って、次元大介の運転する車で逃走した。
しかし、謎の武装集団に襲撃されて、指輪は奪われてしまった。
ルパンは、その指輪を、場末のバーで歌手をしているサンディという名の女性にプレゼントするつもりだったのだが、果たせなかった。
ルパンと次元は、武装集団を指揮していた男ナビコフを見つけ、尾行した。
彼が行き着いたのは新興の投資銀行バンク・オブ・ワールドで、彼は女頭取シンシア・F・クレイモフと会った。
この世界のどこかに、手にした者が世界の王になれる、と言われているブローチが隠されている。
その隠し場所のヒントが、「マルケスの指輪」に刻まれているのだ。
ルパンと次元は、石川五ェ門を引き込んで、バンク・オブ・ワールドに侵入した。
目新しいものがなく、単調な作品で、シリーズの中では、面白くない部類に入る。