日本のアニメーション映画である。
ルパンと次元は、ニューヨーク市立図書館にいた。
ルパンは、ロマノフ王朝の財宝を調べていた。
ロシア革命の後、処刑されたはずのニコライ2世一家は、実は密かに脱出していた。
末娘のアナスタシアはアメリカに亡命し、その時に手助けをした従者のユノフスキーに、500トンの金塊を贈ったとされている。
ユノフスキーが財宝のありかを暗号にして記した著書を、ルパンは探し当てた。
しかし、その本はすでに貸し出されていた。
美人司書を説き伏せて、その本を借りた女性ジュディ・スコットの住所を聞き出したルパンは、次元と共に彼女を訪ねた。
そこでルパンは、その本の全ページを写真撮った。
その時、銃撃を受けた。
その場は逃げ切ったが、渋滞に巻き込まれて往生しているところを再び襲われ、本を奪われた。
襲ってきたのは、ラッキー・マクドナルドとビッグマウス・ジョー。
二人組の殺し屋で、ラスプートンという男に雇われていた。
ラスプートンは、怪僧ラスプーチンの孫であり、テレパシーが使え、宗教団体を営んでいた。
彼のテレパシー能力は本物で、要人達が、彼にアドバイスを求めてやってくるほどだ。
その頃、五ェ門はラスプートンに斬鉄剣を奪われ、彼の護衛をさせられていた。
ルパンは、暗号を解読した。
この作品では、銭形警部が全く活躍しない。
コミカルなシーンも少ない。
他のシリーズ作品とは、毛色が違う。