アメリカの映画である。
マーチ家は、父ロバートが南北戦争のため不在だが、母アビゲイルと四人の娘たちは明るく暮らしている。
長女マーガレット ( メグ ) は、とても美しい。
次女ジョセフィン ( ジョー ) は、お転婆だが作家志望だ。
三女エリザベス ( ベス ) は、ピアノが得意で心優しい少女だ。
四女エイミーは、おしゃまな甘えん坊である。
姉妹の仲は頗る良く、毎日、歌を歌ったり、演劇をしたりして、父のいない寂しさを紛らわせている。
姉妹には、大金持ちのおばさんがいた。
隣に、裕福なローレンス家が引っ越してきた。
青年セオドア・ローレンス ( ローリー、テディ ) の存在は、姉妹にとって、とても気になるものだった。
ある日の舞踏会で、メグとジョーはローリーと知り合い、馬車で家まで送り届けてもらった。
その日から、両家の交流が始まった。
中でもジョーとローリーは、親友と呼べる仲になった。
そんな折、父が戦場で怪我をしたとの連絡が入った。
母は、父の看病のために、急いで病院に向かった。
心や優しいベスは、貧しい人たちに食べ物を施していた。
そして、フンメル家の赤ちゃんから猩紅熱を移されてしまった。
医者に診てもらうが、手の施しようがなかった。
免疫のない末っ子のエイミーは、移ってはいけないので、しばらく大叔母の元で面倒を見てもらうことになった。
衰弱していく一方のベス。
母が、知らせを受けて帰ってきた。
そして、必死に看病し、ベスは一命を取り留めた。
「若草物語」は、何度も映画化されているので、比較すると面白い。
ラストのセリフが、いい。