高倉健主演、日本の映画である。
冬の北海道。
死刑囚の梢一郎は、絞首刑になる夢を見て目覚めた。
朝の点呼のとき、囚人の一人が自殺していた。
朝食後、雪の積もった運動場で、梢は他の囚人たちに脱獄の計画を話した。
夜。
看守を殺して、七人が脱獄した。
逃げる途中で仲間割れをしたりして、残ったのは、梢と国岩の二人だけになった。
二人は、山小屋を見つけて暖をとった。
国岩は梢が銀行強盗をしたことを知っていて、金を隠していると信じ込んでいる。
梢は、剛田という男と強盗に入ったのだった。
その時、剛田が殺人を犯した。
しかし、剛田は罪を梢に押しつけ、剛田の仲間の証言で、梢が一人罪を負うことになったのだった。
梢は、隙をついて国岩を殴り倒し、一人で出て行った。
女の人が、道端でうずくまっていた。
巡業中のストリッパーで、名前は「あき」という。
あきは体調を崩し、放って置かれたのだった。
梢はあきを連れて街まで行き、宿をとった。
宿のテレビで、死刑囚脱走のニュースが流れていた。
この作品では、高倉健が悪役を演じている。
逃走中、理不尽に人を殺し、全く格好良くない。