ロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペン主演、アメリカの映画である。
1935年の冬、カナダとの国境近くの刑務所で、死刑執行が行なわれようとしていた。
囚人のネッドとジムは、足かせを付けられて、罰として死刑執行を見せられる羽目に。
死刑囚ボビーが、いよいよ電気椅子にかけられようとした時に、隠していた銃を発砲した。
混乱の最中、ネッドとジムも、一緒に脱獄することになってしまった。
雪の山中、ボビーとは離れてしまう。
翌日、脱獄に成功したネッドとジムが山道を歩いていると、老婆が運転する車が鹿を撥ねた。
彼女は、二人を神父だと勘違いし、町まで乗せいていく。
橋を渡ればカナダという、国境の町だ。
二人は、洗濯物を盗んで着替えてカナダへ逃げようとしたところ、修道院長と出くわしてしまう。
たまたま、ここの修道院に二人の神父が来ることになっていた。
老婆に神父だと紹介された二人は、修道院長から勘違いされ、教会に連れて行かれた。
食事をいただき、そこにおらざるを得ない。
脱走した囚人の噂は町に広がっていたし、保安官は似顔絵を貼りだしている。
しかし、二人を神父だと信じている町の人たちは、全く疑わない。
この作品は、コメディ的要素が多いが、笑うシーンはない。
刑務所長が、部下と警察犬を引き連れて捜索に来る。
逃げるに逃げられない、見付かりそうで見付からない。
ハラハラドキドキ、楽しめる。
ラストは、どうなるのだろうと、考えながら観てしまう。
ラストのショーン・ペンは、良かった。