マドンナ主演、イギリス、イタリア合作の映画である。
製薬会社社長トニーは、傲慢な妻アンバーとの仲が良くない。
二人は、セレブの友人たちと地中海のクルーズにやってきた。
チャーターした船が粗末だったため、アンバーは機嫌が悪い。
乗組員たちは、アンバーの世話を若いジュゼッペに押し付けた。
高額の報酬がもらえるのだから我慢しろと言われ、ジュゼッペは耐えた。
反抗しないことを良いことに、アンバーはジュゼッペに対して暴言を吐き、侮辱した。
アンバーは、わざと名前を間違えたり、口笛で呼びつけたり、料理に文句をつけたりして、ジュゼッペに対する侮辱は、エスカレートして行った。
ジュゼッペは、じっと耐えた。
トニーたちが、アンバーを放っておいて洞窟に出かけた。
置いてけぼりを食ったアンバーは、ジュゼッペにボートを出せと命令した。
時間が遅く、潮の流れが早くなるからダメだと言っても、アンバーは聞かない。
仕方なく、ジュゼッペはアンバーを乗せて出発した。
しばらくして、エンジンが故障し、漂流し始めた。
そのまま夜を明かし、そしてアンバーのせいでボートを転覆させてしまった。
ボートに掴まったまま漂流した二人は、無人島に流れ着いた。
なんだか、すっきりしない作品である。