ロレッタはケンタキー州の、貧しい炭鉱夫の家に生まれた。
13歳の時、軍から戻ったドゥートリルと仲良くなって、やがて結婚した。
ドゥーは、炭鉱の仕事が肌に合わない。
二人は、村を出た。
彼女らは、四人の子供に恵まれた。
6年目の結婚記念日に、ロレッタは指輪をねだった。
結婚した時は貧しく、結婚指輪をもらってなかったのだった。
ドゥーは、指輪の代わりに中古のギターを買ってきた。
歌声が好きだと言われたロレッタは、独学でギターを練習した。
ドゥーは、上達してきたロレッタを、街のバンドに売り込んだ。
彼女はステージに立ち、客は彼女の歌に感動した。
ドゥーは、さらに酒場を回って、彼女を売り込んだ。
ロレッタは作曲もするようになったので、ドゥーがレコード作りを提案した。
やがてレコードが完成し、ドゥーがラジオ局を回って売り込んだ。
そして、夫婦で巡業を始めようとした矢先、ロレッタの父が他界したとの知らせが入った。
この作品では、カントリー歌手ロレッタ・リンの半生を描いたものである。
献身的な夫ドゥートリルが、とても素敵だ。
ドゥー役は、トミー・リー・ジョーンズが演じている。