クリント・イーストウッド主演、アメリカの映画である。
米ソ冷戦時代、アラスカ。
元空軍パイロットのミシェル・ガントは、ランニング中にヘリコプターが近づくのに気づき、急いで帰宅して、銃を構えた。
彼は、ベトナム戦争で心に傷を負っていたのだった。
バイロットの声で、彼は正気に戻った。
アメリカは、ソ連が最新鋭戦闘機ミグ31を開発したとの情報を得た。
コードネームを「ファイヤーフォックス」と名付けられた新型機は、レーダーに映らない、マッハ6で飛行、そして思考で制御する攻撃システムを備えていた。
アメリカは、この機体を盗み出す作戦を立てた。
ロシア語で思考する必要があるため、ロシア系アメリカ人でもあるガントに白羽の矢が立ったのだ。
ガントは、ビジネスマンに扮してモスクワに来た。
到着して早々、彼は尾行されたが、作戦通り尾行させたまま、協力者ウペンスコイと接触した。
二人は地下鉄に乗った。
駅では、検問が始まっていた。
トラウマのあるガントは、KGB職員を殺してしまう。
なんとか検問を突破したガントは、協力者でありミグ31の開発者の一人セメロフスキーの車で、基地へ向かった。
基地では、同じく開発者のバラノヴィッチ夫妻に迎えられた。
彼らも、協力者だ。
この作品は、スリルとサスペンスに満ちていて、ハラハラしっぱなしだ。
ミグ31を盗み出すまでが、面白い。