日本のアニメーション映画である。
もうひとつの地球。
オネアミス王国。
シロツグ・ラーダットは、幼い頃から、水軍のジェット戦闘機乗りに憧れていた。
しかし、成績が芳しくなく、宇宙軍に入隊した。
敵の無い宇宙軍は、戦争をしない。
国民からは、失敗ばかりで何もしない軍隊だと、馬鹿にされている。
ある日、宇宙軍の兵士が、実験中の事故で殉死した。
人が宇宙に飛び立つなど、夢の世界である時代だ。
シロツグ達は、やる気もなく、だらだらと訓練を続けている。
シロツグは、街で宗教の布教活動をしている少女リイニク・ノンデライコと出逢った。
翌日、シロツグは彼女の家を訪れ、悩み事の相談に乗ってもらった。
彼女の前向きな発言で元気をもらったシロツグは、俄然、やる気が出てきた。
宇宙軍で、世界初の有人宇宙飛行計画が発表された。
シロツグは、宇宙飛行士に志願した。
彼は、今までは打って変わって、訓練に取り組み、ぐんぐん成績が上がった。
シロツグ達は、ロケットを開発している現場に行った。
そこで働いている科学者が老人ばかりで、少し心配になる。
訓練の合間に、シロツグはリイニクに会いに行った。
やる気の無かった主人公が、1人の女性と出逢い、使命感を持って成長していく姿を描いている。
この作品は、終盤まで退屈だ。
シロツグの吹き替えは、森本レオが担当している。
彼のパンチの無い声は、ナレーション向きであり、声優には向かない。
ぼそぼそと何を言っているのか、分からない。
細かいところまできちんと描かれた映像は、とても美しい。