新海誠監督のアニメーション映画である。
1996年、日本は南北に分断されていた。
津軽海峡に国境があり、蝦夷 ( 北海道 ) は共産軍・ユニオンが支配していた。
青森県・津軽半島の中学に通う浩紀と拓也は、廃校場で飛行機を作っていた。
いつの日か、蝦夷の地にそびえる白い塔に行くためだ。
浩紀は佐由理に思いを寄せていて、このことを打ち明ける。
夢のような中学生活は、やがて終わる。
佐由理は、行方不明になっていた。
数年後、青森に残った拓也は、軍の施設で平行宇宙の実験をしている。
佐由理がいなくなって、飛行機を飛ばす情熱も冷めた浩紀は、東京の高校に進学した。
この作品は、ややこしい。
日本は南北に分断されていて、北は共産軍が、南は米軍が支配しているようだが、それもよく分からない。
北が建設している白い塔は、平行宇宙に繋がるもので、それが夢と繋がったりしてと、その類の知識がないと、ついて行けない。
ただ、絵は美しい。
そして、ほろ苦い初恋を思い出させる演出である。