アメリカのSF映画である。
砂漠に造られたアミューズメントパーク「デロス」 では、三つの疑似体験ができる。
西部開拓時代のガンマン、中世ヨーロッパの騎士、ローマ帝国ポンペイの官能的な世界だ。
弁護士のピーターは、体験済みの友人ジョンに連れられて、やってきた。
到着した二人は、早速着替えて、西部開拓時代のパークに行った。
小さな街が再現されていて、人間そっくりなアンドロイドが動いている。
ジョンはピーターに、アンドロイドは手を見れば分かると説明した。
ホテルも開拓時代そのものが再現されていて、とても快適とは言えない。
一日千ドルを支払うピーターは不満だ。
二人が酒場に入ってウイスキーを飲んでいると、1人の男が絡んできた。
ピーターはジョンに促されて、男と決闘をし、射殺した。
死んだ男はアンドロイドで、すぐにその場から運び出された。
銃には熱感知センサーが付いていて、人間に向けて撃っても、弾は発射されない仕組みだ。
夜、二人は娼館で楽しんだ。
もちろん、相手はアンドロイドだ。
管理センターでは、アンドロイドの原因が不明な故障が続いていて、技術者が頭を悩ませていた。
中世ヨーロッパゾーンで騎士を楽しんでいた客が女性アンドロイドと楽しもうとしたところ、ひっぱたかれた。
ジョンは砂漠で、ガラガラヘビに咬まれたが、幸いロボットなので毒は無かった。
このような誤作動が続いていて、センターでは回収したアンドロイドのユニットの、新しい物への交換を急いだ。
しばらく閉鎖して原因を確かめるべきだとの意見も出たが、上層部は、続行を決めた。
そんな時、中世ヨーロッパゾーンで決闘していた客が、アンドロイドに刺し殺された。
センターでは、慌てて電源を切るが、アンドロイドは止まらない。
それどころか、センターのドアがロックされ、空調も止まってしまった。
ガンマンのアンドロイドが、人を射殺した。
とても、不気味だ。