アメリカの映画である。
カリフォルニア。
教会で告解している男が、拳銃自殺した。
翌日、銀行マンのデイヴィッドは、セキュリティー万全の家に妻を案内した。
妻のエイミーもこの家を気に入り、契約書にサインする。
チャイムが鳴った。
近所に住む警官が訪ねてきたのだった。
挨拶を済ませると、その警官は帰っていった。
夜、2人が新居でいちゃついていると、鼠がいるような音が聞こえる。
調べている内に、壁の中から大量のヘロインが出てきた。
2人が車に残してきた携帯電話を取りに行くと、先ほどの警官が待っていた。
彼らがヘロイン見付けたと話すと、警官はいきなり銃を突きつけた。
慌てて家に逃げ込む2人を、銃弾が襲う。
窓には、防弾ガラスが嵌め込まれていた。
ドアは鋼鉄製で、まさに要塞だ。
デイヴィッドは、盗聴器を見付けて踏みつぶす。
数台ある監視カメラの映像で、外の様子を見ると、2人いた。
モニターには男達の名前が、表示される。
警官はレイ、後から来た大男はスペクターだ。
デイヴィッドは、彼らの目的はヘロインだと思い、全部鞄に詰め込んで窓から投げた。
男達は、それを受け取ったが、まだ欲しい物があるという。
そして、侵入を試みはじめた。
スペクター役は、ドルフ・ラングレンである。
主役かと思ったら、完全な脇役で、アクションシーンも殆どない。
このカップルは、すぐに行動に移らなければならない時に、キスしていちゃついている。
1度だけではない。
2人からは、危機感が感じられない。
一か八かの命懸けの時、いちゃついて大事な時間を無駄に消費しているのだ。
リアリティの無い作品に、仕上がっている。
駄作からは、いろいろなことが学べる。