アメリカの映画である。
主人公ベーダは、ペンシルバニア州の田舎町に住んでいる、11歳の少女だ。
母親は、彼女を生んだ後亡くなっていてる。
父は、葬儀屋を営んでいる。
ベーダは、ビクスラー先生に淡い恋心を抱いていて、彼が主催する詩の会に出掛けた。
先生は、「これは大人のための会だから、君にはまだ早い」と、つれない。
しかし参加者達は、ベーダを温かく迎えてくれた。
父が死体に化粧してくれる人を募集していて、美容師のシェリーが応募してきた。
二人は、次第に仲良くなっていくが、ベーダは、それが気に入らない。
ある日、家出すると決めて、友達のトーマスと自転車で外出する。
ところが、日が暮れると「母さんが心配するから」と、トーマスは帰ってしまう。
別の日、ベーダはトーマスに指輪を見せながら、「私はビクスラー先生と結婚するの」と言う。
そして、「キスしたことある ? 」と言いながら、強引にトーマスにキスをした。
ファーストキスの後の気まずい雰囲気。
帰り道、ベーダは指輪をなくしたことに気づく。
トーマスはベーダに、「もし、先生に振られたら、僕じゃダメかい ? 」と聞いた。
ベーダは、少し考えてOKする。
翌日トーマスは、指輪を探しに出掛けた。
この作品は、切ない。
トーマスに感情移入して観てしまうと、本当に切ない作品だ。
ベーダの気持ちを察すると、これまた辛い。
ラストは希望が持てる作品だ。