「ゴッド・ファーザー」・ドン・コルレオーネのパロディーを、マーロン・ブランドが面白おかしく演じている。
舞台は、ニューヨーク。
大学で映画を学ぶため、映画好きの純朴な青年マシューは田舎から出てきた。
その初日に、荷物を騙し取られ、大学の教授も寮生も取り合ってくれない。
街で偶然、件の詐欺師に出くわして荷物を返せと要求するが、荷物は既に無かった。
そこで、アルバイトを募集しているという、その男の叔父を紹介される。
その男が、ドン・サバティーニだ。
見た目も仕草も、「ゴッド・ファーザー」のドン・コルレオーネにそっくりの男に、マシューは驚くやら、怖がるやら。
そしてドンは、非常に顔が利く、大金持ちだった。
彼に気に入られたマシューは、色々仕事を引き受ける。
純朴な青年マシューと、一見マフィアのボス、ドン・サバティーニのやりとりが愉快である。
所々に、「ゴッド・ファーザー」のパロディーがちりばめられていて、最後まで楽しめる作品だ。