日本のアニメーション映画である。
スクールアイドルグループが、アメリカでのライブに成功し、帰国して人気者になる。
でも、スクールアイドルだから、卒業と同時に解散するんだと決意。
他校のアイドルグループに参加を呼びかけて、最後のライブをするという物語だ。
事件が起きないので、伏線を張ることもなく、脚本を書くのは楽だっただろう。
しかし、雑誌やゲーム、ネットでファンになった人には、面白いのだ。
アイドルグループのメンバーは9人。
コアなファンでない、初めて観る者には見分けがつかない。
丁寧語を使う子、東京アクセントの大阪弁を使う子など、ヘンな特徴を付けて見分けさせようというやり方は、気に入らない。
9人の個性を、誰にでも分かる様に描き分けるのは、それなりの能力が要るから、仕方がないのかもしれない。
変な特徴より、身長や体型、顔の輪郭をデフォルメした方が良かったのではないか。
実際、AKBや乃木坂のメンバーだって、体型や顔が違うのだから。
ただ、こちらも馴染みの無い人には、見分けがつかないだろうけど。