イタリア、アメリカ合作のホラー映画である。
死者が蘇り、人を襲い始めた。
蘇った死者・ゾンビは、人を食べる。
食べられた人間は、一旦死んで、ゾンビとして蘇る。
フランシーン ( フラン ) の勤めるフィラデルフィアのテレビ局でも、その報道で、混乱していた。
増え続けるゾンビから逃れるため、フランは恋人のスティーブンに誘われ、ヘリで脱出することにした。
スティーブンはSWAT隊員の友人ロジャーにも、声を掛けてあった。
ロジャーは、犯人たちの立て篭もっているアパートに派遣されていた。
説得に応じて出てきた犯人グループが発砲したことから、撃ち合いになる。
そしてアパートに突入すると、住民たちはゾンビ化していた。
ゾンビは、頭を撃たないと死なない。
あふれるゾンビに、現場は収拾がつかなくなった。
ロジャーは、同僚のピーターも誘って、スティーブンたちとヘリで脱出した。
上空から見ると、どこも状況は変わらない。
ゾンビは動きが鈍いので、ハンティングをして楽しむ一団もある。
一行が給油のために降り立った飛行場にも、ゾンビはいた。
その後一行は、ショッピングモールを発見して、屋上に降り立った。
そこには、しばらくの間暮らせる生活物資がある。
彼らは、ゾンビが入ってきていない最上階の倉庫部屋を、拠点にした。
そして、ゾンビを追い払う作戦を立て、実行する。
その最中に、ロジャーがゾンビに噛まれてしまった。
ゾンビ映画は以前からあったが、日本では、この作品のヒットでゾンビを知る人が増えた。
流行語とまでもいかないが、誰もが知る単語となった。
それはともかくとして。
ゾンビ化が蔓延した理由も、今後どうなるかも、劇中では示されていない。
この作品のゾンビは、知性が無く、生前の習慣によって行動しているだけで、動きも鈍い。
ゾンビにとって人は餌であり、集団で襲いかかる恐怖は大きい。
コミカルな音楽を重ねているのは、恐怖心を和らげるためか。