ロサンゼルスで、犠牲者が十字架に磔にされた恰好で殺される事件が続いていた。
人々は、犯人を「ファミリーマン」 と呼んで恐れていた。
被害者は、皆、骨肉腫を患っていた。
ニューヨークから赴任したジャック・コール刑事は、ロサンゼルス市警のジム・キャンベルと組んで捜査を始める。
そんな折、ハイスクール立てこもり事件が起きた。
ジャック達は、犯人を逮捕するが、ドナルド・カニンガムという男が、話を持ちかけてきた。
犯人は街の実力者フランク・テレベルの息子だから、口裏合わせをしてくれと言う。
ジャックは、あっさり断る。
ドナルドは、フランクの用心棒だった。
そして、この街にいたジャックの元妻とその夫が、ファミリーマンの手口で殺された。
しかも現場には、なぜだかジャックの指紋が残されていた。
だがこの事件と、ロシア人夫婦殺害では、被害者は骨肉腫ではなかった。
ジャックは、模倣犯だとして捜査をする。
そして彼は、本物のファミリーマンを捕まえて尋問した。
やはり、ジャックの元妻殺害には関与していないようだった。
ジャックは彼を射殺する。
この作品は、セガールのための作品だ。
元CIAの特殊工作員という設定や、最後は殴り合いで決着を付けようとするところなど、「いつもの・・・」 である。
水戸黄門と同じで、定番の楽しさというものだ。
お約束通りでないと、返って違和感に苛まれる。