captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

天国から来たチャンピオン

アメリカのファンタジー映画である。

 

アメリカンフットボールのスター選手ジョーは、スーパーボールを控えて、交通事故で急死する。

 

自分の死に納得いかない彼は、天使長に掛け合ってみた。

 

すると、間違って天国に召されたことが判る。

 

寿命は、まだ、50年も残っていたのだ。

 

すぐに地上へ戻ったが、彼の遺体は火葬されてしまっていた。

 

代わりの死体を探し、見付けたのが大富豪。

 

妻とその愛人に殺された大富豪として生き返り、チームを買収してスーパーボールに挑む。

 

ハチャメチャな物語だが、最後は、ほろっとさせられる。

 

 

敦煌

30年前の、日中合作の映画である。

 

原作は、井上靖敦煌」。

 

佐藤浩市西田敏行主演。

 

西暦1100年頃の話である。

 

若き趙行徳は、科挙の試験に落ちた。

 

西夏についての質問に、まともな答えが出せなかったからだ。

 

その後、西夏出身の女性と知り合い、興味を持った彼は、西夏へと旅立つ。

 

途中で西夏軍に捕まって、軍に組み込まれてしまったが、その中で出世していく。

 

辺境の地と思っていた西夏は、シルクロードの中継点であり、文化が花開いた都会であった。

 

原作を読んだ人にとっては、物足りない映画だろう。

 

読んでない人には、異国の文化に触れるような感じで、わくわく感のある作品である。

 

 

ボビー・フィッシャーを探して

アメリカの映画である。

 

ボビー・フィッシャーとは、全盛期に忽然と姿を消したチェスの名手だ。

 

心優しい七歳の少年ジョシュは、ある日、ベンチでやっているチェスに魅了された。

 

大人達に遊んで貰っている内に、めきめき、実力を伸ばしていく。

 

父は、ボビー・フィッシャーの再来だと信じて、専属のコーチを雇う。

 

チェス仲間達との交流は禁止され、勝つための訓練だけが課された日々を送る。

 

生活の全てをチェスに捧げるような生活を強いられながらも、ジョシュは才能を開花させていく。

 

ところが、生来の優しさが「勝ち」に拘ることを許さなかった。

 

相手を憎めないのだ。

 

母親だけが、理解者だった。

 

この映画は、実話に基づいている。

 

子供の才能に気付き、英才教育を施す親。

 

挫折したときに、子供に対してどのような態度を取るかで、将来が決まる。

 

人間ドラマでありながらも、チェスの対局シーンに手抜きは無い。

 

思わず、息を止めてしまう程、引き込まれる。

 

莫大な制作費も、高度なCGも使ってないが、十分、楽しめる映画である。

マッドストーン

オーストラリアの映画である。

 

マッドマックスシリーズの原型になった作品だ。

 

物語は、政府要人が演説中に暗殺されたところから始まる。

 

暗殺者は、暴走族に目撃されたと勘違いし、そのグループのメンバーを殺していく。

 

警察は、若いストーン刑事を暴走族に潜入させ、捜査を始めた。

 

ストーンは、その生活に馴染んでいく。

 

暴走族同士の喧嘩をヒントに、暗殺者は仲間を連れて暴走族に抗争を仕掛けた。

 

暗殺者というのは、資本が雇ったプロの殺し屋で、到底、暴走族の敵ではない。

 

この作品は、暴力シーンに尽きる。

 

たまには、こんな映画でスッキリしても良いだろう。

レディL

ソフィア・ローレン主演、アメリカの映画である。

 

共演は、ポール・ニューマン

 

80歳のレディ・Lは、イギリスから帰ってきた。

 

波乱に富んだ人生の伝記を書いてもらうためだ。

 

詩人を別荘に呼び、昔話を始める。

 

彼女は、若いころ、洗濯屋で働いていた。

 

娼婦の館へ洗濯物を届けるのが、日課だった。

 

そんなある日、娼館に警察に追われた男・アルマンが逃げ込んできた。

 

彼女にとって、理想の男性像そのものの男であり、2人は結婚する。

 

暫くすると、男の欠点が目につきだして、我慢できなくなり別れることになった。

 

彼女は、イギリス人の大富豪に気に入られ、結婚した。

 

2人の生活に、アルマンがかかわってくる。

 

この作品は、何と言っても、意表を突いたラストシーンだろう。

 

回顧が終わったレディ・Lと詩人が別荘を後にするところだ。

 

 

 

 

リクルート

コリン・ファレルアル・パチーノ主演、アメリカの映画である。

 

主人公は、MITを最優秀で卒業したが、一般企業には入らずCIAの門をくぐる。

 

父の死の真相から、父がCIAの工作員だったことが判明したからだ。

 

彼は、CIA工作員の訓練を受ける。

 

様々な試練が課せられ、「不合格」なにるはずが、合格した。

 

この訓練自体が、CIA内部にいる敵のスパイを探るものだったのだ。

 

この作品は、頭を整理しながら観ないと、訳が分からなくなる。

 

暴力シーンも、過激だ。

 

子供には見せない方が、良いだろう。

 

裏の世界を暴くような映画には、真実を少し混ぜてあるという。

 

かかわりたくない世界である。

ネバーエンディング・ストーリー

アメリカ・西ドイツ合作のファンタジーである。

 

ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」が原作で、当然のように、原作の方が面白い。

 

ただ、結末が違うから、どちらも楽しめる。

 

一言で言えば、おとぎの国の冒険物語だ。

 

30年以上前のものだから、CGは無い。

 

それでも、結構上手く作り込んでいて、引き込まれる。

 

ドラゴンの背に乗って飛ぶシーンは、優れた楽曲が添えられていて、ワクワクするところだ。

 

権利の話が付けば、リメイクされるかもしれない作品である。