captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

チャッピー

アメリカの、SF映画である。

 

近未来。

 

犯罪が多発する南アフリカヨハネスブルグは、AIを搭載したロボット警官が採用された。

 

銃弾を跳ね返すロボット警官が多数導入され、治安が安定してきた。

 

開発者のディオンは、AIに意識を持たせる研究を続けている。

 

ついに完成したが、上司はロボットに搭載して試験をすることを許さなかった。

 

ディオンは、廃棄処分になったロボットを盗み出して、自分の車に積んだ。

 

帰宅途中、ディオンはギャングに拉致される。

 

ギャングは、ロボット警官を停止させるリモコンが欲しかったのだ。

 

ディオンはギャングを説得して、新しく開発したAIをロボットに組み込んだ。

 

意識を持ったAIロボットが、誕生したのだ。

 

チャッピーと名付けられたロボットは、少しずつ成長していく。

 

ディオンは芸術を教えるが、ギャングは銃の撃ち方やナイフ、手裏剣の使い方を教えた。

 

一方、ディオンのライバル、ヴィンセントは自分が開発した大型ロボットのプレゼンに失敗した。

 

オーバースペックだと言われた彼は、活躍の場を作ろうと思った。

 

彼はチャッピーを拉致してカードキーを抜き取り、町中の全ロボット警官を停止させる。

 

暴動が始まった。

 

この作品は、近未来にありそうな内容だ。

 

二足歩行のAI搭載ロボットは、すでに段差を駆け上ったり、宙返りしたりする。

 

人型ロボット警官が登場するのは、時間の問題だろう。

 

そして、意識を持つことも。

 

 

 

 

ハングリー・ラビット

ニコラス・ケイジ主演、アメリカの映画である。

 

冒頭、店でインタビューを受けている男性が、隠しカメラで撮影されている。

 

その男性は、店を出た後、車ごと駐車場から突き落とされて死亡した。

 

高校教師のウィルは、音楽家の妻ローラと2人暮らしだ。

 

ある日、ローラがレイプされ、重傷を負って病院に運び込まれた。

 

待合室で1人落ち込んでいるウィルに、サイモンという男が話しかけてきた。

 

組織が犯人を殺してやる、と言う。

 

報酬は要らない、頼み事を聞いてもらうだけだと。

 

ウィルは、同意した。

 

数日後、犯人は始末され、その写真とローラから盗んだペンダントが、ウィルの元に届いた。

 

半年後、サイモンが来て、ウィルに動物園の前のポストから投函しろと言い、封筒を渡した。

 

ウィルは、指示通り動物園に行くと、サイモンから携帯に連絡が入った。

 

彼の指示通り、中に入っていた写真の子供連れを尾行した。

 

これで、約束は果たしたと、ウィルは思った。

 

しばらくすると、サイモンからある男を殺せとの指示がきた。

 

拒否していると、ローラと食事しているところにサイモンが来て、それとなく脅しをかけた。

 

ウィルは、殺害を指示された場所に行くしかなかった。

 

うまく纏まっている。

 

こぢんまりとし過ぎていて、つまらない。

 

随所に散りばめられた伏線が、計算し尽くした感じで、途中から先が読めた。

 

意外性、予想外の展開がないと、面白くないのだ。

 

 

ナミヤ雑貨店の奇蹟

東野圭吾原作、日本の映画である。

 

昭和の町並み。

 

夜、商店街を強盗をしてきた若者3人が、走って逃げている。

 

3人は空き家に隠れ、夜が明けたら人混みに紛れることにした。

 

空き家には、「ナミヤ雑貨店」 の看板が掲げられている。

 

残されていた雑誌の記事によると、30年以上前、まだ、この店がやっていた時、店主は悩み事相談をしていた。

 

雑誌に挟んであった美しい女性の写真を見ていると、シャッターの方で音がした。

 

手紙が、投函されたのだ。

 

大学をやめてミュージャンを目指している青年が、なかなか芽が出ず、諦めて魚屋を継ぐか悩んでいるという内容だ。

 

そこには、30年以上前に亡くなったはずのジョン・レノンが、「昨日亡くなった」 と、あった。

 

不審に思いながらも、1人が、返事を書いて、表の郵便受けに入れておいた。

 

奇妙なことに、その返事が、すぐに届いた。

 

何度かやり取りしている内に、その若者がシャッターの前でハーモニカで曲を奏でた。

 

3人が知っている曲だった。

 

慌てて表に出てみるが、誰もいない。

 

若者は、「夢を諦めるな」 と返事を書いた。

 

青年は音楽を続け、数年後、ある養護施設に呼ばれて演奏を披露した。

 

 

現代と80年代が繋がっていて、不思議な世界になっている。

 

西田敏行の演技力が、際立っている作品だ。

 

町並みが、いかにも撮影用のセットで、とても違和感がある。

 

CGは、稚拙だ。

 

邦画は、こういう所にお金をかけられないから、洋画に追いつけないのだろう。

 

 

 

 

隣のヒットマン

ブルース・ウィリス主演、アメリカのコメディ映画である。

 

カナダのモントリオールに住むニコラス・オゼランスキー、通称「オズ」 は、歯科医だ。

 

義父が残した多額の借金を背負い、妻のソフィとは険悪な仲である。

 

ある日、隣に男が引っ越してきた。

 

オズは、愛想よく挨拶した。

 

彼は、男の腕にあるチューリップの入れ墨を見て、正体を知る。

 

男は、ジミー・チュデスキという名の殺し屋だった。

 

ボスを警察に売り、短い服役を終えて、引っ越してきたのだ。

 

オズは、慌てて家に帰り、妻に説明する。

 

ソフィはオズに、マフィアに密告して、賞金をもらえとけしかけた。

 

ソフィと少しでも離れていたいオズは、そそくさとシカゴへ出掛けて行った。

 

オズがホテルの部屋に入ると、フランキーという巨漢が待ち構えていた。

 

シリアスな場面を、実にコミカルに描いている。

 

ミスター・ビーン」 ほど、やり過ぎていないのが良い。

 

気楽に観られる作品だ。

 

 

 

 

 

 

メン・イン・ブラック 3

ウィル・スミス主演、アメリカの映画である。

 

今回、トミー・リー・ジョーンズは脇役だ。

 

月面にある刑務所から、凶悪なボグロダイト星人のポリスが脱獄した。

 

ポリスは、「アニマル・ポリス」 と呼ばれるのを嫌っている。

 

彼は、逮捕された時に片腕を失った。

 

ポリスは、復讐のために地球へ向かう。

 

地球では、メン・イン・ブラックが、異星人の侵略から地球を守っていた。

 

エージェントJとKは、捜査に訪れたレストランで、異星人達に襲われる。

 

最期に出てきたのが、ポリスだった。

 

ポリスは、「お前は過去で死ぬ」 とKに言い放って、姿を消した。

 

翌朝、Jが本部に出勤すると、Kが40年前に死んだことになっていた。

 

さらに、Kの活躍で設置されていたはずのアークネットが消えていた。

 

アークネットは、ボグロダイト星人の侵略から地球を守るための装置だ。

 

歴史が書き換えられたことを知ったJは、過去に戻ってKを救い出し、歴史を修正することを決意する。

 

そして、タイムトラベルの装置を持っている電気店を訪れた。

 

Jは、ビルの屋上から過去へダイブする。

 

「映画は娯楽である」 ことを、確認させてくれる作品だ。

 

 

 

 

モンスターズ・ユニバーシティ

モンスターズ・インク」 の続編、アメリカのアニメーション映画である。

 

モンスター達は、人間の子供を怖がらせて悲鳴を上げさせる。

 

そのエネルギーを、自分の世界に持って帰る。

 

だから、怖いモンスターほどステータスが高いのだ。

 

マイク・ワゾウスキは、小学生の時、「モンスターズ・インク」 を見学に行き、そこで働く怖がらせ屋達を見て、強くあこがれた。

 

怖がらせ屋の中でも、モンスターズ・ユニバーシティを出ているフランク・マッケイにあこがれたマイクは、彼について人間の世界へ行ってしまう。

 

その時、気配を消す才能をフランクに認められたマイクは、モンスターズ・ユニバーシティに入ることを目標にした。

 

数年後、マイクはモンスターズ・ユニバーシティに入学する。

 

名門出身で見るからに恐ろしいサリーが、彼のライバルであり、友人だ。

 

マイクの容貌は、全く恐ろしくない。

 

しかし、努力の甲斐あって、クラスで一二を争うくらいになった。

 

ところがサリーと揉めて、学長の記念品を壊してしまった。

 

マイクは、罰として怖がらせ学部を追放され、ボンベ学部に移されてしまった。

 

夢を諦められないマイクは、怖がらせ大会を目指して頑張った。

 

明るくて、ほのぼのとした作品だ。

 

売れる三原則、「友情、努力、勝利」 を踏まえている。

 

子供の教育にも、役立つだろう。

 

大人でも、元気になれる映画だ。

アラモ ( 1960 )

ジョン・ウェイン主演、アメリカの映画である。

 

1836年にあった、アラモ砦13日間の攻防をモチーフにしている。

 

当時、テキサスはメキシコ領だった。

 

サンタ・アナ将軍が重税を課したため、テキサスは独立運動を起こす。

 

指導者サム・ヒューストンは、将軍と闘うための軍隊を整える時間が必要だった。

 

敵をサン・アントニオ付近に食い止め、時間を稼ぐことにする。

 

指揮官に選ばれたのは、ウィリアム・トラビス少佐だ。

 

彼は大佐に格上げされた。

 

もともと、その場を任されていたジム・ボウイ大佐とは、性格の違いから、なかなか折り合いが付かない。

 

そこへ、テネシーから義勇兵を連れてディビー・クリケット大佐が、やってきた。

 

もたらされた情報によると、将軍の兵力は7000、こちらは180ほどしかない。

 

ジムは逃げることを提案する。

 

しかし、クリケットは残ることを選択した。

 

仕方なく、ジムも残る。

 

ジムの直属の部下は、精兵揃いだ。

 

長尺である。

 

西部劇だが、ヒーローものではないので、好き嫌いがあるだろう。