captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ゲームの規則

1939年、フランスの映画である。

 

貴族たちの恋愛。

 

恋愛というより、不倫を描いたものだ。

 

フランス人の国民性だろう。

 

何も、面白くなかった。

 

登場人物の心理状態が、理解しがたい。

 

それ故に、この映画の「見どころ」が分からなかった。

 

修行が足りないのかね。

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

晩年、痴呆症になりかけの頃のサッチャー元首相の、回顧である。

 

「鉄の女」と言われていて、我々日本人は「鉄のような硬い意志」の持ち主だと解釈していた。

 

ヨーロッパでは、その意味もあるが、もう一つ隠れた意味がある。

 

「玄関を鉄格子で守っておかないと、襲撃される」

 

敵が多いということだ。

 

それはともかく、アングロサクソンの女性指導者は、好戦的な人が多い印象がある。

 

サッチャーは、議会の反対を押し切って、フォークランド紛争を引き起こした。

 

メイ首相も、メルケル首相も、同じイメージがある。

 

この映画でも、強い ( 強かった ) サッチャーが描かれている。

 

でも、惚けてしまえば・・・。

 

やめておこう。

ミスティックリバー

クリント・イーストウッド監督の映画である。

 

個性派俳優のショーン・ペンティム・ロビンスケビン・ベーコンが、でている。

 

子供の頃、三人が一緒にいるところに見知らぬ男が来て、デイブを連れ去り性的暴行を加えた。

 

この事件がきっかけで、三人は疎遠になる。

 

大人になったある日、ジミーの娘が殺された。

 

捜査を担当するのが、もう一人の幼なじみショーンだ。

 

デイブは、陵辱されたことがトラウマとなっていて、苦しんでいた。

 

事件当日、血まみれで帰宅したため、デイブの妻はジミーに対して「夫が犯人かもしれない」と言ってしまう。

 

ジミーは、怒りに燃え、復讐を果たすが、デイブは犯人ではなかった。

 

真犯人を、ショーンが捕まえたのだ。

 

ショーンは真実を知るが、ジミーを見逃してやる。

 

後味の悪い映画だ。

麦の穂をゆらす風

1920年、アイルランド独立闘争を描いた作品である。

 

イギリス兵によって、少年が殺害されるのを目撃したアイルランド人外科医が、独立運動に目覚める。

 

IRAのメンバーとして活動していたが、イギリスに逮捕され、拷問を受ける。

 

処刑直前に脱走して助かるが、逮捕のきっかけとなった密告者を処刑した。

 

やがて、アイルランドは親英派の自治政府を打ち立てる。

 

元外科医は、それには入らず、独立運動を続けるが、兄は自治政府に入り、対立することになってしまった。

 

そして、悲劇的なラストに向かう。

 

この映画は、重い作品である。

 

見終わった後、心に澱が残るのだ。

男性が好きなスポーツ

アメリカのコメディ映画である。

 

主人公は、釣具店の店員。

 

この青年は、釣りの経験は全くないのだが、就職のため徹底的に本で勉強し、知識だけはプロである。

 

そして、釣りの本を出版しさえしていた。

 

ある日、ひょんなことから釣り大会に出場することになってしまった。

 

ドタバタ喜劇が始まるのだが、お約束の展開で優勝してしまう。

 

最近でこそ、バイオ・ハザードのアリスのような女性のスーパーヒロインを描くことが増えてきたが、

 

この作品が公開された1964年当時、脇役の女性は偏見に満ちた描き方をされている。

 

見た目はかわいいが、我が儘、単純、頭が弱い、感情が不安定、男が守ってやらなければならない等。

 

この映画でも、相手役の女性が、その通りなので、非常に不愉快な出来である。

 

日本人には、馴染めない。

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合

エディ・マーフィー主演のコメディである。

 

この映画、エディーは、主人公とその家族、合計7役をこなしている。

 

クランプは、巨漢だが内気で、人の良い大学教授だ

 

ある日、美人の大学院生と出会い、一目惚れする。

 

彼女に好かれるために努力するが、家族全員同じ体型という現実に気付いて、痩せるのを諦めた。

 

そこへ、痩せ薬の話が持ち込まれ、早速飲んでみたら、効果抜群。

 

別人になりすまし、騒動が・・・。

 

笑いの中に、シリアスな部分を盛り込んである。

 

愉快な作品だ。

 

特殊メイクも、素晴らしい。

 

予備知識がなかったら、太った教授がエディ・マーフィーだと気付かないだろう。

 

 

ギャンブラー

1971年、アメリカの映画である。

 

西部開拓時代末期の、ワシントン州

 

小さな街に流れてきたギャンブラーが、主人公だ。

 

彼は、カード賭博で一儲けして、賭博場を作る。

 

そこに、売春宿の経営に長けた女が来て、それに出資することになった。

 

商売は、順調。

 

儲かってきた矢先、不動産会社が買収に来た。

 

彼は、それを拒否する。

 

不動産会社は、刺客を差し向け、決闘することになった。

 

地味な、戦いだ。

 

派手なアクションは無く、地味に始まり、地味に終わる。

 

それだけ。

 

題名からは予想できないストーリーだった。