チリ・フランス・アメリカ合作の映画である。
1963年11月末、一人のジャーナリストが屋敷に女性を訪ねた。
女性の名前は、ジャクリーヌ・ケネディ。
夫・ケネディ大統領が暗殺されて、一週間しか経っていなかった。
皮肉を込めた挨拶をしながらも、ジャクリーヌは取材を受け入れた。
ジャッキーは、ホワイトハウスに入って間もなくの頃の話を始めた。
彼女はホワイトハウスを修復し、その様子をテレビで公開した。
それで、国民と大統領夫妻の距離が一気に縮まったのだ。
1963年11月22日、テキサス州ダラスで、パレード中に大統領が狙撃され亡くなった。
棺を乗せた飛行機の中で、副大統領のジョンソンが大統領に就任する。
ジャッキーは、夫の葬儀をリンカーンに倣って、荘厳なものにしようと思った。
彼女は、墓地まで徒歩で行きたかったが、警備が困難になるとの理由で、シークレットサービスが難色を示す。
ジャッキーの、心も揺れる。
葬儀には、世界各国の要人も招待しているのだ。
要人の中には、命を狙われている者もいた。
テーマがテーマだけに、暗い作品である。
面白くは、ない。
しかし、ジャッキーの心の内を、上手く描いていると言える。