古い、イタリアの映画である。
第二次世界大戦末期、シシリー島で活躍した山賊の頭領サルパドーレ・ジュリアーノ殺害を巡って、ドキュメンタリータッチで描かれている。
ある日、シシリー島にある民家の中庭で、ジュリアーノの射殺体が見付かったところから、物語が始まる。
第二次大戦末期、シシリー島は独立運動が盛んだった。
独立運動家は、戦闘力のある山賊を利用して勢力を伸ばす。
さらに、警察やマフィアも一緒になって、イタリアから独立しようとする。
戦後、イタリアは、日本のように軍を解体されることはなかった。
この作品は、俳優の演技より全体の流れで魅せる映画だ。
また、モノクロ作品ゆえ、夜間の銃撃戦は銃口からの火花だけしか見えない。
それゆえ、リアルな感じがする。
ハリウッド映画を見慣れた人には、退屈な作品ではある。