ジュリアーノ・ジェンマ主演、イタリアの西部劇である。
テキサスの牢獄から、テッド・バーネットが脱獄した。
テッドは無実の罪を着せられ、30年の強制労働を課せられていたのだった。
彼をはめたのは、チャールズタウンの大地主コッブ、部下のゴメス、保安官のダグラス、その妻ドリーである。
髭を剃ってさっぱりしたテッドは、復讐と真犯人を見つけ出すことを誓った。
テッドの脱獄を知ったコッブは、動揺した。
ゴメスはテッド暗殺の為に手下達を差し向けるが、テッドに返り討ちにあった。
テッドは、ゴメスの前に現われ、真犯人を聞き出すと、ゴメスを射殺した。
チャールズタウンでは、コッブが鉄道を利用して武器の密輸を企んでいた。
それを知ったテッドは、列車から武器を盗み出した。
さらに、ダグラスにテッドの父親を殺したことを白状させた上で、射殺した。
翌朝、テッドは武器の密売相手と交渉し、殴られて負傷する。
回復後に判事の処へコッブのことを訴えに行くが、逆に脱獄の罪で逮捕され、絞首刑が決まった。
この作品は、ジュリアーノ・ジェンマの魅力につきる。
邦題は、彼が「○○の用心棒」 シリーズで売れていたので、この題にしたのだろう。
本作品では、用心棒ではなく、復讐者だ。
主人公は、敵を、あっさり射殺する。
殴られて倒されるのも、いつものパターンだが、それは彼の魅力の一つだ。