グロリア・スワンソン、ウイリアム・ホールデン主演、アメリカの映画である。
ハリウッドの豪邸、プールに男の射殺体が浮いている。
6ヶ月前、売れない脚本家ジョー・ギリスは、新作をパラマウントに持ち込んだ。
しかし、若手の脚本部員ベティー・シーファーからも酷評される始末だった。
車の代金が払えず、取り立て屋に追われたジョーは、廃墟のような豪邸に逃げ込んだ。
彼は、葬儀屋に間違えられて、邸内に通された。
そこは、サイレント時代の映画スター、ノーマ・デズモンドの邸宅だった。
飼っていた猿が死んで、葬儀屋が呼ばれていたのだった。
自分は葬儀屋ではなく脚本家だというジョーに、ノーマは興味を持った。
そして、自分のために書いた「サロメ」の脚本を彼に読ませた。
彼女の強引さに負けた彼は、金が必要なこともあり、その脚本を手直しすることになった。
翌日、彼が目覚めると、アパートにあるはずの持ち物全てが、部屋に運び込まれていた。
執事のマックスが、取りに行ってきたという。
滞納していた家賃は支払われ、ジョーは、この家に住むことになってしまった。
50歳になるノーマは、ファンレターがたくさん送られてきていて、いまだに自分はスターだと思い込んでいた。
彼女は、この「サロメ」で銀幕復帰を目指していた。
また、毎日届けられるファンレターは、マックスが書いていた。
ノーマはジョーに、衣服やアクセサリーなどを買い与えた。
この作品は、過去の栄光に縋りつき、妄想の世界に入ってしまった女優の悲しい物語だ。
ハリウッド映画界の監督らが、本人役で出ていて、リアリティーがある。