スペインの映画である。
真っ暗なトンネルの中、電球のついたスーツを着た男女数人が、一列になって進んでいる。
途中、一人の電球が暗くなった。
全員が立ち止まって、バッテリーの交換を待った。
新しいバッテリーに交換し、また、進んでいく。
最後尾を進んでいた男のバッテリーが切れた。
電球が消えた瞬間、何物かが彼を襲った。
捕食者がいる。
捕食者は、光があるうちは襲ってこない。
しかし、消えた瞬間、避ける間もなく喰いついてくるのだ。
この作品は、18分間のショートムービーである。
背景も人物も分からない、恐怖の時間だけが過ぎていく。
スリリングな18分間を楽しめる作品だ。