アメリカの映画である。
海辺で遊んでいた若者が、頭が三つあるサメに襲われた。
サメは、次々に人を飲み込んでいった。
カリフォルニア沖の孤島。
若いマギー・ピーターソンは、800メートルの海底のペルセフォネ研究所に、インターンとして赴任した。
そこは太平洋ゴミベルトにあり、海洋汚染を研究している。
ちょうど環境保護団体も来ていて、その中に、かつての恋人グレッグがいた。
久しぶりの再会に気恥ずかしさを覚えながらも、マギーは嬉しかった。
彼女らは、ネルソン教授に施設内を案内してもらった。
ある部屋では、海洋汚染が原因で突然変異を起こした奇形生物が、飼われていた。
そのとき、その生物たちが威嚇行動を取り始めた。
ネルソン教授は地震発生の予兆ではないかと、司令室に問い合わせた。
原因は、三つの頭を持つ巨大なサメだった。
サメは、ゴミを食べて凶暴になり、施設に体当たりした。
やがて施設を破壊し、所員たちを喰らった。
マギーたちはかろうじて外に出て、環境保護団体が乗ってきた船で脱出した。
そのとき、トーマス教授が囮になって、彼女らを逃がしてくれた。
サメは、みんなが乗った船を追ってきた。
ようやく無線が通じたと思ったら、沿岸警備隊ではなく、釣り船だった。
当然、三つの頭を持つサメの話など、信じてもらえなかった。
サメの姿が消えた。
彼女らが進んでいる先にパーティー船があって、サメはそこに向かったのだった。
船には、大勢が乗っている。
マギーたちは、助けに向かった。
この作品は、前作「ダブルヘッド・ジョーズ」の続編で、頭が一つ増えた。
B級には違いないが、泳いで逃げる人間にサメが近づいてくる恐怖は、十分伝わってくる。