日本のアニメーション映画である。
主人公ガンバは、赤い服を着たネズミだ。
ガンバは友人のボーボと共に、都会にいるシジンに会いに来た。
途中、猫に襲われ川に飛び込む。
流れてきたスチロールの箱には、友達のイカサマが乗っていた。
ヨイショとガクシャは、バスを乗り間違えて都会に来てしまい、ガンバ達と再会する。
5匹は、再会を喜び、連れだってシジンに会いに行った。
ところがシジンに、元気がない。
婚約者のナギサが、墓参りに出掛けたきり帰ってこず、別れの手紙が届いていたのだ。
みんなは、船に乗り南の島へ、ナギサを探しに出掛けた。
一行は、島に着いて、ナギサの行くへを知るオバハンネズミに話を聞き、「大川」を遡る。
人間によって汚染された、汚い川だ。
カワウソの目撃談もあり、上流は綺麗なのかも知れないと希望を持って出発した。
この後の冒険は、臨場感たっぷりで、ハラハラドキドキの連続である。
完全に感情移入して、その世界にどっぷりとつかることができる作品だ。
ガンバの吹き替えは野沢雅子、ガクシャは富山敬など、一流の声優陣なのも嬉しい。
昨今は客寄せのため、女優や芸人など、声優としてはド素人を使うものばかりだ。
台詞の棒読みは、興醒めする。
この作品のラストは、ちょっと違和感じるかも知れない。
しかし、万人受けはしなくても、秀作には違いない。