緒形拳主演、日本の時代劇映画である。
正月。
漆器問屋に賊の集団が押し入り、一家を惨殺して金品を奪った。
その際、年端も行かない子供まで殺された。
賊の首領は、お千代という女だ。
お千代は半年前に、ここに後妻に入って内情を知り尽くした上で、強盗の手引きをしたのだった。
お千代の育ての親である瀬音の小兵衛は、盗人をやめるようお千代を諭したが、彼女は聞く耳を持たない。
小兵衛は、彼女の子分である勝四郎、定六、三上の暗殺を仕掛人に依頼した。
用心棒の三上は腕が立つ男だったが、小杉十五郎との斬り合いの末、討たれた。
勝四郎を狙った梅安は、勝四郎がお千代の情婦であることを知った。
そして、お千代は、かつて梅安が愛した女だった。
お千代にとって梅安は初めての男だった。
お千代は、次に大坂屋を狙っていて、手代の幸太郎を上手く拐かした。
この作品は、仕掛人の映画シリーズ3作目である。
お千代役は、岩下志麻。
迫力がある。