マット・デイモン主演、イギリス、チェコ、アメリカ合作の映画である。
19世紀、フランス統治下のドイツで、ウィルとジェイコブのグリム兄弟は、インチキな魔物退治で金を稼いでいた。
各地を回って魔物退治をする彼らは、大きな名声と高額な報酬を得ていた。
実際は魔物などいなく、仲間と一芝居打っていたのだった。
また、幼い頃から夢見がちなジェイクは、訪れた土地で民話や伝説を集めていた。
ある日、彼らはフランス軍ドゥラトンプ将軍の部下ガヴァルディに、ペテンを暴かれ逮捕された。
処刑されることになった兄弟に、将軍は取引を持ちかけた。
マルバデンの森で、何人もの少女が行方不明になっている。
この失踪事件を解決したら、恩赦が与えられることになった。
グリム兄弟は、早速ガヴァルディと共にマルバデンに向かった。
村に到着した彼らは、漁師の娘アンジェリカに案内を依頼し、森に入った。
森の奥には、美貌の鏡の女王が住んでいたという塔が建っていた。
塔には、今も鏡の女王が住んでいた。
彼女は永遠の命を得ていたが、さらなる美と若さを得るための儀式を行おうとしていた。
儀式には、12人の少女が必要だった。
この作品は、コミカルでテンポが良く、優れた娯楽作品である。
グリム童話の様々な作品が盛り込まれていて、それも楽しい。