松田優作主演、日本の映画である。
雨の夜。
警視庁捜査一課の岡田良雄警部補が、男と格闘の末に刺殺され、拳銃を奪われた。
数日後、男は賭場に押し入って3人を射殺し、大金を強奪した。
男は指紋がついた銃を現場に残してきたが、前科が無いので、足はつかなかった。
彼は伊達邦彦といい、東大卒のエリートだ。
大手通信社の戦場カメラマンとして世界を渡り歩いていたが、今は翻訳家であり、クラシック音楽を趣味として、優雅に暮らしている。
伊達は、次に銀行強盗を企てた。
まず、銀座の宝石店に電話して、取引するからと店員の友永を銀行に呼び出した。
銀行で、匿名電話をかけて友永を強盗犯に仕立てて、銀行員の対応を見た。
その様子を見た伊達は、一人での犯行は不可のだと判断した。
岡田警部補の部下だった柏木秀行刑事は、目撃情報から、背格好の似ている伊達をマークしはじめた。
松田優作の魅力が満載の作品である。