日本の映画である。
近未来20XX年のN国。
「朝まで生テレビ」風の、テレビ討論会。
自由民権党の円城寺麗子議員と、大京大学客員教授の後藤田真純が、破綻寸前の国家財政について激しいバトルを繰り広げている。
この国では、政治犯で終身刑になった者に対する経費が、生活保護費を上回っていた。
政府は、政治犯削減法を導入した。
これは、政治犯に赤、青、黄のどれかの帽子を被せ、自分の色を最初に当てた者を釈放し、残りを死刑にするというものだ。
とある刑務所。
事前に説明書を読まされた終身刑の政治犯、ヤマザキ、コミヤ、ハシモトが、一室に集められた。
3人は後ろ手に手錠をされ、椅子に座らされている。
一人は赤、二人が黄色の帽子を被せられていた。
ゲームがスタートした。
タイムリミットは夜明けだ。
3人は、自分の色を聞き出すため、奮闘する。
この作品は、舞台でやるようなコメディである。
3人の場面が殆どであり、動きも乏しく、映画としては面白くない。
心理戦が好きな人は楽しめるだろう。