アメリカの映画である。
カナダ北部で、カリブーの数が激減していた。
オオカミが原因だと考えられ、若い生物学者のタイラーが調査に行くことになった。
タイラーはロージーという男が操縦する小型機で、ツンドラ地帯に飛んだ。
彼は一人、サバイバル手引書を参考にしながら、春を待った。
2ヶ月ほどして、やっとオオカミが現れた。
彼は、巣穴も発見した。
夫婦らしい2匹のオオカミに、ジョージ、アンジェリンと名付け、観察した。
2匹は、大人しく見えた。
そして、カリブーを襲っている様子はなかった。
ある時タイラーは、アンジェリンがノネズミを捕まえているところを見つけた。
イヌイットのウテックが、英語が話せるマイクという青年を連れてきた。
マイクは、オオカミの毛皮は高く売れるが、この2匹は殺さないといった。
この作品は、映像が美しく、オオカミの生態も見られ、その点は満足がいく。
楽しめるのは前半だけ、ラストは胸糞が悪くなる。